前回ご紹介した
【素材編】ピック弾きベーシスト必見！ピック屋おすすめのベース用ピックをご紹介
に続き、ベーシストのためのおすすめピックご紹介の第二弾です！

今回は【形状・厚み編】と題して、ベーシストに合った形状や厚みをご紹介します。
「ピックと言えばあのかたち」と、定番のおにぎり型を使っている人も多いと思いますが、ピックの世界は実に奥が深い。
たくさんのピックを見てきた中で、ベーシストだからこそ一度試してほしいものをご紹介します！

形状別！ベーシスト用ピックおすすめ3選

初めて使うならこれ！三角形型

恐らくベーシストの中で最もスタンダートな形状と言っていいでしょう。
その名の通り、三角形タイプのピックは、一つの角が削れても、まだ残り2つの角があるので、経済的にも助かります。
個人的に大好きな「the band apart」のベーシストである原さんも、三角形型のピックを使用しているのを、ライブ会場で視認しています(笑)

■おすすめポイント
・3つの角を使えるから経済的！（ティアドロップ型は1つしかないですからね）
・ピックを握る範囲が広いので、ピッキングの力が伝わりやすい
・定番の形状なので、色んなメーカーのピックで試せる

■代表的な三角形型のピック
JIM DUNLOP ( ジムダンロップ )｜TORTEX TRIANGLE

もっと直線的で角度のあるものを！正三角形型

先ほどご紹介した三角形型の角度をもっと鋭角にしたタイプが正三角形型です。
より鋭角にすることで、操作性が高くなり、細かいフレーズにも威力を発揮します。
先日、とあるライブハウスではこの正三角形型のピックをイヤリングにしているパンキッシュな女性を発見。
「尖っている」ことを周りにアピールしたいお年頃のプレイヤーはお一つどうぞ。

■おすすめポイント
・3つの角を使えるから経済的！
・操作性が高く、細かいフレーズにピッタリ
・弦との接着面が狭いため、力が１点に集中し、力強い音を出しやすい

■代表的な正三角形型のピック
PICKBOY ( ピックボーイ )｜BP-24

性格も音色も丸くしたい方必見！円形型

先ほどの正三角形型とは打って変わって、角を全くなくしたのが円形型です。（極端ですみません）
角がないので、弦にピックを当てる角度が、通常のピックの間隔とは異なります。
ピッキングの理想として「弦と平行」ということが言われますが、円形型の場合は、まさに平行で弾く練習にもなります。
また、音色も丸いトーンが得られるので、「ピック弾きながら指弾きに近い音」を出したいベーシストには試す価値ありです。
（ただし、床に落とすと転がるため、「妖怪ピック隠し」に遭遇する可能性も高い）

■おすすめポイント
・理想的なピッキングの練習としても効果大！
・指弾きに近い、丸いトーン
・最悪、硬貨で代用できる

■代表的な円形型のピック
IBANEZ ( アイバニーズ )｜PA1M

厚み別！ベーシスト用ピックおすすめ3選

ベース用として最適な厚みとは

ギターと違い、ベースは弦が太いので、必然的にピックもある程度の厚みがないとすぐに割れてしまいます。
一般的にピックの厚みは「THIN/シン」「MEDIUM/ミディアム」「HEAVY/ヘビー」「EXTRA HEAVY/エクストラヘビー」に分類されることが多いです。
この中で、ベース用となると、個人的には「HEAVY/ヘビー」「EXTRA HEAVY/エクストラヘビー」を選ぶのがいいではないかと思います。

ピック弾き＝適度なアタック感があってこそ

ピック弾きを好むベーシストの方は、やはりある程度のアタック感を求めているはずです。
そう考えると、薄いタイプのピックだとしなりが出過ぎてしまうため、アタック感や音の立ち上がりについては弱くなってしまいます。
音の強弱のコントロールも難しくなるので、やはりある程度の厚みのあるタイプを使用したほうが無難ではないでしょうか。

■代表的な「HEAVY/ヘビー」タイプのピック
ESP ( イーエスピー ) ｜AntiSlipLOGO Triangle Heavy

■「EXTRA HEAVY/エクストラヘビー」タイプのピック
FERNANDES（フェルナンデス）｜P-100AL　（1.2mm）

GRAVITYAL（グラビティ）/Gold Stealth　（1.5mm）

まとめ

前回と今回の2回にわたって、ピック弾きベーシストにおすすめのピックをご紹介してきました。
今回ご紹介したピックは全て市販のピックなので、ぜひ楽器屋さんでチェックしてみてくださいね。
たかがピック、されどピックです。
あなたがずっと悩んでいた音作りも、ピック一つ変えただけで劇的に変化するかもしれません。
今の自分に合ったピックを見つけて、最高のピック弾きライフをお過ごしください！