Jim Dunlop『ULTEX』とブリッジ提供ピックを比較してみた
コードストローク、カッティング、単音弾きを
アコースティックギターとエレキ(クリーントーンと歪み両方)で弾き比べました
記事作成者:オリジナルピック応援チーム/YOHEI
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私も日頃から愛用させてもらっているジム・ダンロップ社のULTEX(ウルテックス)と、ブリッジ提供のウルテム素材を弾き比べて違いを検証しました。
手触り、アタック、しなり、音の鋭さの4項目を軸に解説します。
まず初めにウルテックスはウルテムへの独自加工により表面がザラザラとしていますが、弊社のウルテムピックはツルツルしています。
ウルテムは人間の爪に一番近い素材と言われています。
試しに自分の爪を触ってみると本当に近いんです!爪って結構グリップ感があるもんですね!
皆さんも触ってみるとイメージがつくかもしれません。
0.6mm(おにぎり型)の場合
ULTEX 0.6mm | 弊社ウルテム0.6mm | |
手触り | ザラザラ | ややツルツル |
アタック | やや弱い | やや強い |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | ややマット | やや強い |
スタッフの所感~
アタックは0.6mmに関しては弊社のほうがやや強く、音がはっきり立ち上がる印象です。
しなりは全くといっていいほど同じなので弾き心地の違和感はございません。
音の鋭さはウルテックスはコンプのかかったようなバランスのいいイメージですが、弊社ウルテムはピッキングの強弱に対して割と素直に発音します。
どちらのピックも低音域、中音域、高音域のバランスが優れているため、
例えばスマパンの1979のリフのような6弦、5弦を鳴らしながら3、4弦でメロディを、随所で開放弦をキラーンと弾くような曲にもうってつけです。
特に弊社ピックはアコギでのコードストローク(特に開放弦)が気持ちよく、粒だちがいい明快なサウンドが際立ちます。
0.73mm(おにぎり型)の場合
ULTEX 0.73mm | 弊社ウルテム0.8mm | |
手触り | ザラザラ | ややツルツル |
アタック | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | ややマット | やや強い |
スタッフの所感~
一番近い厚みの0.8mmで比較しました。
アタックの違いはほぼございません。
しなりもほぼ同じなので手触り、ピッキングの違和感はありません。
音の鋭さはやはりウルテックスよりも若干はっきり発音する印象です。
ウルテックス愛好者の方には弾き心地は変わらず、音の違いを楽しんで演奏していただけると思います。
1.40mm(ティアドロップ型)の場合
ULTEX1.40mm | 弊社ウルテム1.20mm | |
手触り | ザラザラ | ややツルツル |
アタック | やや強い | やや弱い |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | やや固い | やや丸い |
スタッフの所感~
厚みの差はあるものの、しなりはほとんど変わりません。
音の鋭さは弊社の方が丸みがあります。
出音の安定感、耐久性、指へのフィット感と優れている項目が多く非常に良いピックだと改めて感じました。
ジャズ型に音の柔らかさが相まってオルタードフレーズをたくさん弾いてしまいました。
以上、Jim Dunlop『ULTEX』と、ブリッジ提供ピックを比較検証させていただきました。
オリジナルピックを作るときの参考にして下さい。
ブリッジピックもよろしくお願いします!