HISTORY『セルロイド』とブリッジ提供ピックを比較してみた
コードストローク、カッティング、単音弾きを
アコースティックギターとエレキ(クリーントーンと歪み両方)で弾き比べました
記事作成者:オリジナルピック応援チーム/YOHEI
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今回は島村楽器さんの自社ブランドHISTORY(ヒストリー)のセルロイドピックとブリッジ提供のセルロイドピックを弾き比べて違いを検証します!
手触り、アタック、しなり、音の鋭さの4項目を軸に解説します。
HISTORYはギタリストの渡辺香津美さんのシグネチャーピックを製作するなど、著名なギタリストからの支持も熱いブランドです。
ピックの定番素材のセルロイドは他の素材と比べるとしなりがあり、軽やかなサウンドが特徴です。
癖も少ないためギター初心者から正確に自分のニュアンスを出したい上級者まで、幅広く愛されています。
THIN(おにぎり型)の場合
HISTORY THIN | 弊社セルロイド0.5mm | |
手触り | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
アタック | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
スタッフの所感~
手触り、弾き心地、音色全てほぼ同じです。
目を瞑って弾いたらわからないほどです。
他の素材の同じ厚みのピックよりもしなるため弦をなでていくような感触が心地よいです。
個人的には開放弦の響きが特に好きで、向井秀徳氏の「おれ押さえ」のような1,2弦を開放したテンションコードやLampのさち子のコードストロークなどは本当に弾いていて気持ちがいいです。
クリーントーンでのカッティングは70年代のファンクのようなオールドスクールな味わいのサウンドになります。
MEDIUM(おにぎり型)の場合
HISTORY MEDIUM | 弊社セルロイド0.75mm | |
手触り | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
アタック | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
スタッフの所感~
一番近い厚みの0.75mmで比較しました。
こちらもほぼ同じ使用感での製作可能です。
コードストロークはジャキジャキとブライトなサウンドが魅力です。
個人的にオープンボイシングのトライアドをアルペジオで弾くと高音がいきて気持ちがいいです。
弊社セルロイド素材は別の素材にはないピック色に対応しています。
画像のようなスパンコールや他にはレインボー、パール等 様々対応しておりますので、アクセサリーとしても人気の素材となっております。
HARD(ティアドロップ型)の場合
HISTORY HARD | 弊社セルロイド1.00mm | |
手触り | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
アタック | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
スタッフの所感~
こちらもほぼ同じ使用感での製作可能です。
1.00mmですとテクニカルなピッキングもしやすくなってきます。
メロコアやパワーポップなどの、疾走感のある明るいサウンドはセルロイド素材がうってつけだと思います。
以上、HISTORY『セルロイド』と、ブリッジ提供ピックを比較検証させていただきました。
オリジナルピックを作るときの参考にして下さい。
ブリッジピックもよろしくお願いします!