Fender『クラシックセルロイド』とブリッジ提供ピックを比較してみた
コードストローク、カッティング、単音弾きを
アコースティックギターとエレキ(クリーントーンと歪み両方)で弾き比べました
記事作成者:オリジナルピック応援チーム/YOHEI
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ギター経験者ならまず知らない人がいないでしょう、フェンダー社から発売されているClassic Celluloid(クラシックセルロイド)と、ブリッジ提供のセルロイド素材のピックを弾き比べて違いを検証しました。
手触り、アタック、しなり、音の鋭さの4項目を軸に解説します。
セルロイドは、ピックの定番素材で数々のギタリストに愛されてきました。
フェンダーのものだとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアベフトシさん、チバユウスケさんが愛用していたことでも有名です。
他の素材と比べてしなりがあり、軽やかなサウンドが特徴です。
癖も少ないためギター初心者から正確に自分のニュアンスを出したい上級者まで、幅広くおすすめできるピックです。
摩耗には弱いためピックスクラッチや、激しいピッキングには不向きです。
(私は初心者のころに友人のピックでOASISのSuper Sonicの冒頭を真似たらピックが削れ本気で謝ったことがあります。)
Thin(おにぎり型)の場合
フェンダー THIN | 弊社セルロイド0.5mm | |
手触り | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
アタック | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
スタッフの所感~
手触り、弾き心地、音色全てほぼ同じです。
目を瞑って弾いたらわからないほどです。
他の素材の薄いピックよりもペチッとした弾き心地で、弦をなでていくような感触が個人的に大好きです。
アコギでのコードストローク、エレキだと1弦、2弦が印象に残るようなカッティングのフレーズはこの厚みで弾きたくなります。
カッティングの名手ナイル・ロジャースも0.5mmのピックを使っているみたいです。
MEDIUM(おにぎり型)の場合
フェンダー MEDIUM | 弊社セルロイド0.75mm | |
手触り | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
アタック | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
スタッフの所感~
一番近い厚みの0.75mmで比較しました。
こちらもほぼ同じ使用感での製作可能です。
コードを弾くと程よくジャリジャリ、さりげなくガツガツしたサウンドです。
ミッシェルはお二方ともミディアムを使用していたそうで、あのギャリンとしたサウンドの秘密の中には確実にフェンダーピック(セルロイド素材)の要素も含まれていると感じました。
単音弾きもストレスなく弾ける厚みなので、コードバッキングしつつオブリを挟みたいというときにも活躍すると思います。
弊社セルロイド素材は別の素材にはないピック色に対応しています。
画像のようなゴールドや他にはレインボー、パール、スパンコール等 様々対応しておりますので、アクセサリーとしても人気の素材となっております。
HEAVY(ティアドロップ型)の場合
フェンダー HEAVY | 弊社セルロイド1.00mm | |
手触り | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
アタック | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
しなり | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
音の鋭さ | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
スタッフの所感~
こちらもほぼ同じ使用感での製作可能です。
フェンダーのヘビーのピックは細美 武士さん(ELLEGARDEN、the HIATUS)も使用しています。
メロコアなどの重さと甘さが混じったサウンドを鳴らすのにはうってつけの厚みとなっております。
個人的に手汗を結構かいてしまうタイプなので普段はポリアセタール素材や、滑り止めのあるものを使用しているのですが
改めてセルロイドもいいピックだな~と今回の検証で感じました。
以上、Fender『クラシックセルロイド』とブリッジ提供ピックを比較検証させていただきました。
オリジナルピックを作るときの参考にして下さい。
ブリッジピックもよろしくお願いします!