高級感・VIP感を出して、自慢したくなるカードを作る方法

カードコンシェルジュの菅原です。

先日、使っていた会員証のグレードが上がり、カードのデザインも高級感のあるゴールドデザインに変わりました。カードを使うときになんだか自分も少し偉くなったような気持ちになって誇らしいですね。かつてはとあるボーリング場の会員ランクを上げたくて、週に1回通っていたことも・・・。

といった具合に、私と同じく会員カードのランクが上がることに喜びを覚える人は多いと思います。人はどうしても相対的に上の立場になれることに喜びを覚えてしまう習性がありますから、企業側としては立派な戦略ですね。

そんな会員ランクですが、当たり前ですがランクが上がったことでもらえるカードのデザインは当然気になります。通常ランクのカードよりなんだかイケてないカードになっていたら喜びも半減、ブランドへのイメージも悪くなってしまう可能性があります。

今回は、「高級感・VIP感を出して、自慢したくなるカードを作る方法」をご紹介させて頂きます。会員証・メンバーズカードを発行されている方の中にも、すでに会員ランク別のカードを用意されている、もしくはこれから作ろうとされているかたがいらっしゃると思います。今回の記事が少しでもお役にたてば幸いです。

デザインの要素を減らす

「高級感・VIP感」をもっと具体的にイメージすると、どんな言葉になるか考えてみてください。「余裕のある」だったり「品が良い」といった言葉が連想されませんか?ポイントは、この言葉をデザインでもしっかり表現してあげることです。

ということで、まずカードに入れる文字やイラストは極力減らしましょう。文字も多くてイラストが2つも3つも入っているデザインは、ゴチャゴチャして品が感じられないですよね。

例えばこんな感じです。

要素の多いデザインは、派手さはありますが「余裕がある」「品が良い」とは違う印象を受けませんか?対して右のデザインは文字やイラストの要素を減らすことで余白が増え、「余裕」「品」が感じられると思います。今回の例はかなり極端に表現しましたが、高級感やVIP感を感じてもらうデザインは「あれも入れたいこれも入れたい」になってしまいがちなところを極力抑えることがポイントになります。

配色を減らす

配色にも注意が必要です。色を多く使うとどうしても「にぎやか」「子供っぽい」という印象になりやすいです。「高級感・VIP感」を表現したい場合は、思い切って使う色を限定しましょう。個人的には多くて3色が限度だと思っています。

先ほどのデザインも配色を減らしています。

ベースカラーとメインカラーの2色に抑えることで、かなり品のある印象になったと思います。

明度と彩度は極力抑える

意外に見落としがちなのが、「明度」と「彩度」です。明度は色の明るさ、彩度は色の鮮やかさを表します。例えば同じ「赤」でも明度と彩度を調整するだけで全く違う印象をもたせることができます。

まずは明度を変えてみましょう。

同じ赤でも、明度を落とした赤は重厚感が出てぐっと高級な印象を受けると思います。基本的に明度が高いと華やかで明るいイメージになり、明度が低いと重厚感や品格の高いイメージを際立たせることができます。

次に彩度を変えてみます。

彩度を抑えることで「落ち着き」「上品」といった印象を与えることができます。彩度の場合も、高いと「明るい」「華やか」といったイメージになりますが、低いと落ち着いたイメージに変えることができます。

高級感は「余裕」「品」がキーワードになるので、明度・彩度も低く抑えてあげることがポイントになります。

メタル(金属製)カードを使う

ここまではデザイン上でどう高級感を出すかについてご紹介してきました。ここからはカード自体の種類を変えることで、高級なカードに仕上げる方法をご紹介していきます。まずは「メタルカード」のご紹介です。

大手クレジットカード会社が特別会員様向けに発行していることでも有名な、金属製のカードです。弊社では国産にこだわって細部まで丁寧に仕上げた「ラグジュアリーメタルカード」として展開をしております。

メタルカードの詳細はこちら

ヘアラインカードを使う

ご覧の通り、ヘアラインカードは「ヘアライン加工」という表面処理加工を施したカードのことです。表面に髪の毛ほどの細かい線の傷をつけることで、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気を演出することが出きます。弊社ではシルバーとゴールドの2種類をご用意しています。

ブラックカードを使う

ご覧の通り、縁まで真っ黒なカードです。手触りもマット調で、とてもクールで重厚感のある印象を与えることができます。クレジットカードでも、最上位のランクとして「ブラックカード」が発行されていますよね。そのイメージもあって、ブラックカードは高級なカードという印象がすでに刷り込まれているという効果も期待できますね。

シルクパール印刷を使う

シルク印刷にキラキラ輝くパール加工を施すことで、高級感を演出することができます。シルク印刷なので特色指定をすることができ、様々な色をキラキラに仕上げることができるのが特徴です。企業のイメージカラーを使いたいけど、高級感を出したいという場合におすすめです。

特殊加工を使う(ホログラム・箔押し・エンボス)

カードに後から加工をすることで、高級感を演出することもできます。

ホログラム

光のあたりかたでいろいろな色に輝かせることができる加工です。ロゴやワンポイントのモチーフに使うと上品でセンスが良いデザインに仕上がります。

箔押し

こちらもホログラム同様に、ロゴやワンポイントのモチーフに使うことが多いですね。上記画像のように、ヘアラインゴールドのカードに箔押しの金で印刷してあげると、すごく煌びやかな印象になり、まさに「ゴールドランク」といったVIPカードの完成です。金や銀以外にも、メタリックなカラーの箔押しも可能です。金や銀など部分的に輝きを入れてあげると、高級感の中にもセンスを感じられるデザインに仕上がります。

エンボス

文字や会員番号を入れる場合は、通常の印字ではなくエンボス加工で立体的に仕上げてあげると、格式高い印象を持ってもらうことができ、高級感を演出することができます。クレジットカードにもよく使われているので馴染み深い技術です。

まとめ|会員様が自慢したくなるカード

今回は、「高級感・VIP感を出して、自慢したくなるカードを作る方法」ということで、会員様に特別仕様のカードを差し上げたいかたに参考となるようご紹介させて頂きました。

自動車の運転免許もそうですが、「ゴールド免許」という響きだけで、少し誇らしくなるのが人間です。せっかくの特別なカードですから、ぜひ会員様が自慢したくなるようなカードを作りたいですよね。

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