ピックの選び方

4ステップで簡単ピック作り

厚みを選ぶ

(1)素材を選ぶ

ピックを選ぶとき、最も重要になるのが、この素材選びです。
楽器の音色に影響を与えるのはもちろん、耐久性や手触りも素材によってさまざまです。
定番のセルロイド、すべすべした手触りのポリアセタール、人の爪に近いウルテムまで、
ブリッジでは全9種類の素材をご用意しております。
素材によって製作できる色も異なります。
さっそく素材選びの旅に出ましょう。

【素材選びサポート情報】
お客様の希望や目的に合わせて、ブリッジスタッフがおすすめします!
■定番の素材は?→「セルロイド」がおすすめ
■小ロットで安く作りたい→「エンビ/10枚プラン」がおすすめ
■市販のピックと同じにしたい→「市販ピックの仕様一覧」をチェック

エコロジーピック

100%生分解性素材を使用した土に還るピックです。耐摩耗性と耐久性にも優れたエコと演奏性を両立した新時代のピックです。
しなり|☆☆☆☆
削れにくさ|★★★★
音の鋭さ|★★★☆☆
ピックの色をチェック

セルロイド

ピック素材の王道。迷ったらセルロイドで間違いなし。
しなり|★★★★
削れにくさ|★★☆☆☆
音の鋭さ|★★☆☆☆
ピックの色をチェック

ポリアセタール

すべすべした優しい風合いが魅力。「Jim Dunlop」社が製造している「TORTEX」と同素材。
しなり|★★☆☆☆
削れにくさ|★★★★
音の鋭さ|★★★☆☆
ピックの色をチェック

エンビ

印刷の乗りが良く、印刷も剥がれにくい。発色の良さから販促用として人気。
しなり|★★★☆☆
削れにくさ|★★★☆☆
音の鋭さ|★★★☆☆
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硬質エンビ

エンビをさらに硬質にした素材。発色が良く、印刷が綺麗に仕上がります。
しなり|★★☆☆☆
削れにくさ|★★★☆☆
音の鋭さ|★★★★
ピックの色をチェック

ポリカーボネイト

CDの盤面にも使われる硬い素材。硬質ながら軽量なのも魅力。アタックの強さを求める方におすすめ。
しなり|★★☆☆☆
削れにくさ|★★☆☆☆
音の鋭さ|★★★☆☆
ピックの色をチェック

ナイロン

しなりがあり、柔軟性が魅力。透明でポップな見た目が特徴。
しなり|★★★★
削れにくさ|★★☆☆☆
音の鋭さ|★★★☆☆
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ウルテム

「人間の爪にもっとも近い」素材。演奏者に人気の高い実践向きピックです。
しなり|★★★☆☆
削れにくさ|★★★☆☆
音の鋭さ|★★☆☆☆
ピックの色をチェック

PPS

繊細なニュアンスも伝えられる注目の新素材。強度も高くバランスの良いピックです。
しなり|★★★★
削れにくさ|★★★☆☆
音の鋭さ|★★★☆☆
ピックの色をチェック

素材選びのコツを動画で紹介


(2)厚みを選ぶ

洋服にもサイズがあるように、ピックにも大きく分けて4種類の厚みがあります。
厚みによる違いは、弦を弾く際の「音」に影響します。
楽器やアンプのサウンドメイキングはもちろんですが、ピックの厚みを変えたら、
もしかしたらあなたの求める「音」に出会えるかもしれませんね。

【厚み選びサポート情報】
■定番の厚みは?→「ミディアム」もしくは「ヘビー」
■ベースに使う場合のおすすめは?→「ヘビー」がおすすめ
■アクセサリーに使う場合のおすすめは?→「ヘビー」がおすすめ


最も薄いタイプなのが「THIN(シン)」
しなりが強く、アコギのストロークなどに使う人が多いようです。半面、早いフレーズを弾くには不向きかもしれません。


しなりを残しつつ、エレキギターにも適用できるタイプが「MEDIUM/ミディアム」
バランスも良く扱いやすい厚さです。

thickness_h
ロックギターに使われる最もポピュラーの厚さが「HEAVY/ヘビー」
シン・ミディアムに比べてしなりは少なく、音がはっきり表現できます。

thickness_ex
最も厚く固いタイプが「EXTRA HEAVY」
しなりがほぼないため、弱い力でも強いアタックが可能です。
速いフレーズとの相性が高い厚さです。

厚み選びのコツを動画で紹介


(3)形状を選ぶ

見た目で最も個性を出せるのが「形状」です。
定番の「おにぎり型」や「ティアドロップ」から「ホームベース型」や「ハート型」の変わり種まで。
また、ティアドロップにも先端の角度が違う形状があったり、全体のサイズが少し小さかったりと、
プレイヤーの感覚に合わせて進化を遂げてきたピックの歴史が垣間見えます。
あなたの求めている形状はどれでしょう?

【形状選びサポート情報】
■定番の形状は?→「おにぎり型」がおすすめ
■ベースに使う場合のおすすめは?→「三角形型」がおすすめ
■速弾きしたい場合のおすすめは?→「ジャズ型」がおすすめ

定番の形状を見てみよう

shape_onigiri
ピックの中でも王道の形状「おにぎり型」
「トライアングル」という呼び方もしますね。
演奏での使いやすさはもちろん、デザインできる面積が広いので、オリジナルピックの中でも一番人気の形状です。

shape_tia
多くのギタリストが愛用する形状「ティアドロップ」
「涙のしずく」という名前の由来も、なんだか素敵な印象を受けますね。
ブリッジでは先端の角度が違う形状もご用意しています。

shape_jazz
その名の通り、ジャズ向けに作られた「ジャズ型」
サイズも全体的に小さく、慣れるまでは少し扱いずらいかもしれません。
アルペジオや単音での演奏が多い方は、一度トライしてみてください。

shape_home
しなりが1方向に集中するため、感触が伝わりやすいという特徴を持っています。
世界的なバンド「ディープ・パープル」のギタリスト「リッチー・ブラックモア」が使用していたことで有名になりました。

「自分らしい形状を見つける」

ブリッジではその他にもさまざまな形状をご用意しています。
演奏用なのかプレゼント用なのか、アコースティックなのかエレキなのか、
はたまたギターなのかベースなのか etc
使う人に合わせてカスタマイズできるのが、オリジナルの醍醐味です。

※形状データの無断転用はご遠慮下さい。
※オリジナル形状の作成も承っております。
専用フォームよりご相談ください。

形状選びのコツを動画で紹介


(4)印刷方法を選ぶ

お客様が考えたオリジナルデザインに命を吹き込むのがこの「印刷工程」です。
印刷の方法によって、同じ色でも違う質感を楽しめます。
ブリッジでは「ホットスタンプ」「シルク印刷」「インクジェット」の3つを用意して、
お客様のデザインに合わせて最適な印刷方法をご提案しています。

【印刷方法選びサポート情報】
■一番安く作れるのは?→「ホットスタンプ1色」
■印刷を長持ちさせたい場合は?→「シルク印刷」
■写真をそのまま印刷したい場合は?→「インクジェット印刷」

ホットスタンプ印刷

ピックの印刷方法としては定番なのが「ホットスタンプ」印刷になります。
キラキラした印刷がご希望の場合は、ホットスタンプ印刷がおすすめです。

【メリット】
・3種類の印刷方法で最も安価
・「金」「銀」といったメタリック調の印刷ができる

【デメリット】
・印刷色数が1色多くなるごとに、追加金が必要
・ピック素材と印刷色の組み合わせによっては印刷の定着度が劣る

<比較的に印刷定着度が劣る素材>
ポリアセタール、ウルテム、PPS
<印刷色による定着度>
白・黒>メタリック系(メタ赤等)>単色系(赤・青・黄等)
右にいくほど定着度が劣ります。

あくまで印刷部分へ接触した際の定着度の違いです。
定着度が低いものでも、印刷部分への接触がない状態で印刷が剥がれることはございません。
演奏でお使いの場合はご留意頂ければと存じます。

人気のメタリック印刷にも対応

同じデザインを2色で楽しむ


シルク印刷

Tシャツのプリントなどでよく使われているのが「シルク」印刷になります。
ホットスタンプに比べて印刷が剥がれにくく、デザインを長持ちさせたい方にはおすすめ。
また、DICカラーでの指定が可能なので、色味を細かく指定したい場合はシルク印刷が最適です。

【メリット】
・「DIC番号」で色の指定が可能
・ホットスタンプに比べて印刷が剥がれにくい

【デメリット】
・ホットスタンプに比べて高価
・光沢表現(キラキラなど反射のある印刷)ができない

オリジナルカラーはシルク印刷ならでは

【1か月使用後のピック】
多少擦れはありますが、まだまだ使えます


インクジェット印刷

デザイン重視で繊細な表現を忠実に再現するなら「インクジェット」印刷が最適です。
グラデーションを表現したい、カラフルなデザインにしたい、写真をそのまま印刷したい etc。
再現性の高いインクジェット印刷なら、表現の幅は無限大です。

【メリット】
・フルカラー対応
・色数による料金の変動がない

【デメリット】
・印刷面が滑りやすい
・光沢表現(キラキラなど反射のある印刷)ができない
・ピック厚み0.5㎜~0.8㎜だと、ピックに反りが生じる可能性がある

イラスト写真もフルカラーで再現

細かなデザインもインクジェットにお任せ

印刷方法の違いを動画で紹介

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